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【ネタバレ有】映画「ローグ・ワン」の感想と詳しいあらすじ解説!/ファン納得の最強スピンオフ!

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【2016年12月17日更新】
かるび(@karub_imalive)です。

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スター・ウォーズのスピンオフシリーズ第1弾「ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリー」を見てきました。12月16日24時スタートの最速上映に行ってきましたので、以下、感想や考察、僕なりの評価を書いてみたいと思います。
※後半部分は、かなりのネタバレ部分を含みますので、何卒ご了承下さい。

1.映画の基本情報と公式動画

<ローグワンの公式動画はこちら>

動画がスタートしない方はこちらをクリック

【監督】ギャレス・エドワーズ(「ゴジラ」
【脚本】クリス・ワイツ
【企画】キャスリーン・ケネディ

子供の頃からスター・ウォーズシリーズにはまり、聖地巡礼もするほどの大ファンだというギャレス・エドワーズ監督。厳しいオールドファンの目線も意識しつつも、大胆にチャレンジしていきたいと語っていた意気込み通り、素晴らしい作品となりました。

また、今作ではいくつか公式予告動画がありますが、上記の「希望編」を基本として、もう一つオススメしたいのが、下記の「ダース・ベイダー編」。ファン待望のダース・ベイダーをたっぷり見れますよ。

<ダース・ベイダー編公式動画はこちら>

動画がスタートしない方はこちらをクリック

2.主要登場人物とキャスト

反乱軍の主役級7名については、非常にキャラの立った魅力的な人物が多いのですが、物語のテンポが早く、映像の情報密度が高いので、できれば事前に主要キャラクターの名前と顔を頭にいれてから映画館に行くことをお勧めします!

ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)
物語の主役。幼少時、目の前で母親が殺され、父親が帝国軍に拉致される。一匹狼で生きてきたが、本物の人間関係に飢えており、やがて反乱軍の仲間と結束していく。
キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)
反乱軍の優秀な暗殺者であり、数々の修羅場を相棒、K-2SOとくぐり抜けてきたベテランファイター。
オーソン・クレニック(ベン・メンデルソーン)
帝国軍の野心あふれる高級将校で、本作のNo.1悪役。デス・スター計画の責任者を務める。
チアルート・イムウェ(ドニー・イェン)
棒術・ボウガンの達人でジェダイのような高い戦闘能力を誇る盲目の戦士。フォース
信奉者であり、伝道者的な役割も持つ。
ベイズ・マルバス(チャン・ウェン)
マシンガンの達人で、チアルートのソウルメイト的存在で、時に盲目のチアルートの目となり常に行動を共にする。
ソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)
クローン・ウォーズ時代から過激なテロやゲリラ戦を得意とした反乱軍の首領。反乱軍本部との関係は良好ではないが、ジンとは過去にゆかりが深い。今作では、帝国軍のデススター計画についての情報収集を自発的に担当する。
K-2SO(アラン・テュディック)
キャシアンが帝国軍からダッシュし、彼の相棒となったドロイド。再プログラミング時の不具合(?)で口が悪い。
ボーディー・ルック(リズ・アーメッド)
帝国軍に所属する貨物パイロットだったが、故郷ジェダが帝国軍に蹂躙されるのを目の当たりにして、正義感から反乱軍の元へ駆けつける。 
ゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)
主人公、ジン・アーソの父親にして、天才科学者。帝国軍に半ば拉致される恰好でデス・スター計画の遂行を強要される。 
ダース・ベイダー(ジェームズ・アール・ジョーンズ)
スター・ウォーズEP4~EP6の悪役。本作は「EP4の起きる10分前」までを描くため、必然的にかなりの出番があります。 
モン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オーライリー)
反乱軍の指導リーダー。帝国軍に押される一方で混乱しがちな反乱軍本部の取りまとめに苦慮している。EP3でも予定されていたが、出演シーンがカットされた逸話がある。

↓↓↓↓↓これよりネタバレ部分ご注意↓↓↓↓↓
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3.結末までの簡単なあらすじ(※ネタバレ有注意)

科学者ゲイレン・アーソは、妻のライラ・アーソ、一人娘のジン・アーソと惑星ラ・ムーで静かな暮らしを送っていた。しかし、ある日帝国軍のオーソン・クレニック長官がシャトルでゲイレンを連れ出しにやってきた。

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開発が停滞していたデス・スター計画を進捗させるため、ゲイレンの頭脳を必要としたからだ。抵抗するも、ライラは殺され、ゲイレンは結局帝国軍に拉致されてしまう。

ゲイレンとライラは、ジンをシェルターに逃がし、反乱軍の過激派、ソウ・ゲレラが救出に来るまで、母から形見にもらったペンダントを離さず、じっと身を潜めていた。

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数年後、ジンは、帝国側当局とのいざこざにより、惑星ウォバニの強制労働収容所の雑居房の中にいた。そこへ、反乱軍下士官のメルシが救出に来た。独房から出たジンはそのまま逃亡を図るが、同じく同行してきたキャシアン・アンドーのドロイドK-2SOに捕まり、そのまま反乱軍の本拠地、セヴィン4へ連行された。

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反乱軍の情報将校、キャシアン・アンドー達が掴んだ帝国軍が秘密裏に進める最新の最強兵器「デス・スター計画」の存在を元老院に提出し、明るみに出そうと計画していた反乱軍。その情報の鍵をにぎるのが、ジンを以前救助したソウ・ゲレラとその一派だた。

しかし、反乱軍内も一枚岩ではなく、反乱軍本部のモン・モスマ達とソウ・ゲレラの関係は良好とは言えず、スムーズな情報交換すらできず混乱する一方だった。そこで、モン・モスマは、デス・スター計画の首謀者とされるゲイレン・アーソを探し出し、デス・スター計画の秘密をさぐりつつ、ソウ・ゲレラとの関係修復を目指すミッションを、ジンとキャシアン・アンドーに与えた。

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ジンたちは、ソウ・ゲレラと反乱軍の過激分子の本拠地となっている砂漠の星、惑星ジェダを訪れた。すでに反乱軍に惑星の中心部を占領されており、隠密行動を取る一行だったが、ストーム・トルーパーたちと交戦状態に陥るジン一行。

劣勢なジン達を救ったのが、惑星ジェダで「フォース」を信奉する集団、ウィルズの守護者である、格闘技の達人チアルート・イムウェとその親友で射撃の達人ベイズ・マルバスだった。

やがて、ゲリラの隠れ家にてソウ・ゲレラと再開するジン。16歳の時、戦闘で生き別れになって以来だった。ソウは、別室でジンに秘蔵のホログラムイメージを見せる。それは、元帝国軍兵士で、貨物船の操舵手であるボーディが帝国の秘密研究所へカイバー・クリスタルを移送中にゲイレンと知り合い、ゲイレンから入手したものだった。デス・スター計画の全容を知ったボーディは、自らの良心に従い、ゲイレンのメッセージを携え、ソウ率いる反乱軍に加入したのだった。

ホログラムイメージでは、ゲイレンが帝国軍内部でデススター計画の中枢部に携わり、リアクターモジュールに弱点となるワナを仕掛けたこと、その弱点を叩けば、連鎖反応でデススターの破壊が可能であること、設計図は帝国軍の中枢惑星、スカリフのシタデルタワー内にあることがゲイレンの肉声で語られていた。

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一方、帝国軍では、デススター計画についての情報漏えいを懸念したターキン提督が、クレニックにデス・スターのテストを急がせていた。惑星ジェダの聖都へ放たれたレーザー砲により、爆発に飲み込まれるジェダ。年老いたソウは逃げることを拒否し、ジンたちはかろうじてハイパースペースへの脱出に成功するのだった。

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ジン達は、ゲイレン・アーソとコンタクトするため惑星イードゥへの潜入を試みる。豪雨の中、なんとか秘密研究所に近づいたジン達だったが、ゲイレンを暗殺しようと企図した反乱軍情報部との連携ミスにより、反乱軍はジン達の至近距離から施設を空爆し、現場は大混乱に。父、ゲイレンの死に目には何とか会えたジンだったが、父は死に、作戦は悲劇的な結末となった。現地で奪った帝国軍のシャトルで帰還するジン達。

反乱軍本部に帰ったジンは、圧倒的な戦力差から降伏を検討し、動こうとしない反乱軍の中枢部にしびれを切らし、無許可でチームを立ち上げ、惑星スカリフの保管庫に眠るデススターの設計図を盗み出す作戦を開始した。

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数十名の有志が集まり、いよいよ出撃となった。出撃時、管制塔からコールサインを求められ、キャシアンが「ローグワン」と咄嗟に答えた。精鋭部隊「ローグワン」が誕生した瞬間だった。

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帝国軍の輸送船で偽装し、惑星スカリフのシールド・ゲートを何とか突破し、シタデルタワーの近くのドックに着陸に成功したジン達は、シタデル・タワーに潜入するジン・キャシアン・K-2SOと外で援護するチアルート達のふた手に別れて作戦を開始する。

一方で、ジン達が惑星スカリフへの潜入に成功したことを察知した反乱軍中枢部は、増援部隊をスカリフへ送り込み、上空からの援護を試みる。地上では白兵戦、空中ではドッグファイト、そして惑星上空のシールド・ゲート上での宇宙戦と大規模な戦闘が始まった。

K-2SOが同型のドロイドから入手した施設内地図でシタデル・タワーに潜入したジン達は、情報格納庫へ潜入する。

一方、入手したデータの転送のためには、敵の通信タワーの制御を奪うマスタースイッチをオンにし、電波を遮るスカリフ上空のシールドゲートを破壊する必要があった。

地上部隊では、ボーディー、チアルート、ベイズが命を犠牲にして、有線ケーブルをつなぎ、マスタースイッチをオンにすることに成功。

また、上級では援護に来た反乱軍が、バトルシップごと、至近距離にいた二隻の帝国軍のバトルシップ、スター・デストロイヤーの片方の横腹に体当りする捨て身の攻撃を行い、スター・デストロイヤー同士を衝突させた。大破したスターデストロイヤーは、シールドゲートへ垂直に落下し、シールドゲートも解除することに成功した。

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シタデルタワー内でデススターの設計図を見つけ出したジンは、タワー上部の電波塔へ登り、データの転送をしようとする。そこへ、急遽駆けつけてきたクレニックがジンを殺そうとするが、撃たれる寸前に、キャシアンがクレニックを襲い、ジンはデータの転送に成功した。

スカリフでの戦況を見ていた帝国軍のターキン提督は、デススターで惑星スカリフを破壊するように命令を出す。スカリフの目の前に現われるデス・スター。そして、スカリフへとレーザー砲へが発射された。地上に降りたジンとキャシアンは、迫りくる巨大な火柱を前に、静かに抱き合って最期を迎えるのだった。

こうして、設計図データは反乱軍の手に渡ったが、これを取り返そうとダース・ベイダーが反乱軍の船を単騎急襲する。ライトセイバーで船内の兵士を一方的に殺戮するが、データは、ダース・ベイダーの手に落ちる前に、レイア姫に託される。レイア姫は、別の脱出戦に乗り込み、惑星オルデラーンへと向かうのだった。

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4.感想や評価(※強いネタバレ有注意)

4-1.多大な犠牲を払い、針の穴ほどの小さな希望を勝ち取った名も無き人たちの活躍譚

今作は「スター・ウォーズ」正史の中では埋もれた、反乱軍の名も無き勇者たちを扱ったストーリーでした。EP4「新たな希望」では、圧倒的な帝国軍の前に、特別な血筋や能力を持った主人公たちが「フォース」の力で活躍しましたが、今作では、登場人物全員が普通の人(それかちょい強いくらい)。

一般人である彼らが強さの原動力としたのは、自己犠牲となって仲間を思いやる心と「希望」だった、というのが非常に印象的でした。

ジェダイなのか?と色々匂わせた最大の戦闘能力を誇ったチアルートでさえ、結局フォースの使い手でもなくジェダイでもなかったことや、ジン・アーソが愛する父親から呼ばれていた愛称が、「スター・ダスト(ほしくず)」だったことも、本作の登場人物の人物像を象徴していたと思います。

ある程度大ヒットが予想されるお化けシリーズ「スター・ウォーズ」だからこそ思い切って冒険できた「名も無き人々」の奮闘・頑張りに焦点を当てた優れたテーマ性が素晴らしかったです。

4-2.主要キャスト「全員死亡」の衝撃

そして、「ローグワン」チームの主要キャストがまさかの全員死亡、損耗率100%でだったのは非常に驚きました。戦争映画でも、ここまで全員が亡くなることは滅多にないからです。また、物語のキーマンである父ゲイレン・アーソ、育ての父ソウ・ゲレラも非業の死を遂げます。さらには、ラスト10分でダースベイダーにメチャクチャに殺戮されるなど、まさに1枚の設計図を奪還するために、多大な損害を出したミッションでした。

ジンとキャシアンが、亡くなる前に見つめた、地平線に映る巨大な夕日のようなレーザー砲の業火が非常に儚く悲しげだったのは、EP4で故郷タトゥイーンを旅立つ前にルークが「希望」にあふれて見つめた2つの太陽とあまりに対照的で泣けました・・・。

4-3.反乱軍の強さともろさの両方が表現された作品

今作では、反乱軍の母体となった共和制の強さと弱さの両面がハッキリ描かれたのが印象的でした。物語中盤までは、モン・モスマとソウ・ゲレラは同じ仲間なのに団結できていませんし、イードゥ攻略戦では、反乱軍本部内でも思惑の違いから作戦が失敗しました。

その反面、終盤ではジンと有志たちが勝手に起こした決死の作戦行動が反乱軍の内部に共感を呼び、皆を奮い立たせました。目立った司令塔も不在なのに、有機的に協調して行動し、潜入ミッション、地上戦、空中戦、宇宙戦と見事な連携でやり遂げてしまう不思議な強さ、勢いは、ボトムアップで成り立つ共和制の強みを象徴していました。

ポイントは、やはり「希望」を持って仲間のために心を一つにできるかどうかだったのかなと思いました。強い熱意と目的意識でリーダーシップを発揮する人物に人は惹きつけられ、一人ではなし得ない難易度の高い奇跡的なミッションすら可能になるという好例を見ているようでした。

4-4.オールドファンを唸らせる「EP4」との世界観の整合性

今作では、戦闘機や戦闘服、ドロイド達のデザインなど、細部に至るまで「10分後」に接続するEP4とほとんど同じ雰囲気で製作されており、古くからのファンも大納得でした。僕も、ローグワンを見て、帰宅後すぐにEP4を見ましたが、40年間製作期間が離れた作品なのに、全く違和感がありませんでした。さらに、EP4で活躍するR2-D2やC3POなどのカメオ出演(出撃するローグワンチームを見送るシーン)もマニアは嬉しい所。

4-5.「不気味の谷」を超えた?オールCGで再現された重要キャラクターが良かった

今作で重要な役割を担った帝国軍No.2のターキン提督は、エピソード4で演じたピーター・カッシング(1994年没)に似せたフルCGで描かれました。かなりの場面で登場しましたが、「あ、CGかも?」とわかるレベルではありましたが、かなりの完成度だったように思います。

また、最期のレイア姫のCGも、見た感じちょっと違和感がありました。あの場面はあんなに快活な笑顔じゃおかしいような・・・。でも「不気味の谷」は超えていたと思います。レイアの生き生きとしたカメオ出演は、「フォースの覚醒」最終盤で次回予告的に出てきた老け込んだ冴えないルーク(実写)とは対照的で良かった・・・

4-6.ラスト10分で暴れまわるお楽しみのダース・ベイダー!

ファンの期待通り、120分以上我慢させての満を持しての登場は、しびれました。しかも、ジェダイが全滅し誰も「フォース」を使えないこの時代に、ライトセイバーの使い手は(隠遁したジェダイ2名を除くと)ダース・ベイダーだけなのです。スター・ウォーズシリーズの象徴でもあるライトセイバーを無駄遣いせず、物語の最終場面までとっておいてから、思う存分にダースベイダーに振り回させたシーンは、ファンが待ちわびた「一番見ておきたかった」シーンだと思います。

普通の映画なら、完全に「蛇足」な演出なのですが、スター・ウォーズシリーズではこういったファンサービスが評価を非常に高めるのですよね。ギャレス監督やるな!とうなりました。

4-7.アジア人キャラ、特にチアルート(ドニー・イェン)の存在感の強さに驚いた

今作でのチアルート・イムウェを演じるドニー・イェン、そしてベイズ・マルバスを演じるチアン・ウェンは、中国を代表する映画俳優ですが、この二人の存在感が素晴らしかったです。

中国や日本などアジアマーケットを狙っての戦略と理解しましたが、元々スター・ウォーズシリーズには、場面遷移のワイプが黒澤明映画そっくりだったり、EP4でルークが着ていた衣装が柔道着みたいだったり、作品中に東洋的な香りが感じられるので、東洋系の人物像がフィットしやすいのだと思います。終演後、初動の感想ツイートでも圧倒的にドニー・イェンの無双ぶりを称える内容が多かったです。 

5.伏線や設定などの解説(※ネタバレ有注意、随時追加)

5-1.デス・スターとは?どうやって作られたのか?

帝国軍が20年以上のリサーチ、テストを経て建設した惑星状のバトルステーションで、「デス・スター」はコードネームです。計画自体はEP2/EP3で出てくるドゥークー伯爵が構想し、ドゥークーの死後、パルパティーン(=皇帝)が引き継ぎ、ターキン提督とクレニックの指揮の下、元老院には秘密裏にプロジェクトが進められました。

最大の武器は、惑星を破壊できるほどの殺傷力を持つ、カイバークリスタルで増幅されたレーザー砲ですが、リアクター(反応炉)に隠された弱点があります。

5-2.K-2SO(けーつーえすおー)とは?

ドロイドメーカー「アラキッド・インダストリー社」により銀河帝国向けに製作された警備用ドロイド。コミカルな動き、個性的な言動は人気ドロイドとしてR2-D2やC3POたちのように愛される存在になりそう。

こちらに動画も張っておきますね。

<K-2SOの公式動画はこちら>

動画がスタートしない方はこちらをクリック

5-3.「ローグ・ワン」に込められたタイトルの意味とは?

英語で「ROGUE」=ならず者・外れた者という意味があり、色々な意味が込められているとされています。映画中では、部隊のコールサイン=部隊名として即席で「ローグワン」と名付けられていましたが、EP5で実際に「ローグ中隊」というチームがありましたね。

ジン自体が独り者として長く活動してきたこと、ジンの即席部隊が反乱軍の中でもはぐれ者的な存在であったこと、反乱軍自体が帝国軍に対してならず者的な存在であることなど何重の意味が込められています。

さらには映画「スター・ウォーズシリーズ」のラインナップにあって、サイドストーリーである本作は「外れた」位置づけの「最初の」作品であることからも、「ローグ・ワン」と名づけられたのでしょう。上手いネーミングセンスです。

5-4.「カイバー・クリスタル」とは?

デス・スター建造に不可欠なエネルギー源であり、フォースを力に変えて戦うライトセイバーを製作する原材料です。映画冒頭で、ジンが母親、ライラからもらったペンダントもカイバー・クリスタル製でしたね。

 デス・スター内の超物質反応炉から供給されるエネルギーを増幅し、レーザーへと変換するために不可欠なクリスタルで、帝国軍内の研究所で、ゲイレン・アーソはこのエネルギー変換プロセス「カイバー・クリスタル・フォーミュラ」の研究に従事していました。

5-5.ソウ・ゲレラとジンの関係は?

映画冒頭でシェルター内に隠れていたジンを救い出したのが反乱軍の中でも過激な一派に属するソウ・ゲレラでした。以来、ソウは育ての父のような立ち位置でジンを大切に育てますが、ジンが16歳の時、戦闘中に生き別れてしまいます。ジンは「見捨てられた」と認識しており、再開するまでソウに対して複雑な気持ちを抱いていました。

5-6.シリーズ本編の主要キャラの出演状況まとめ

「フォースの覚醒」の時もそうでしたが、スター・ウォーズファンとして、本編の主要キャラがチョイ役のカメオ出演していると嬉しいもの。今作で出てきた旧作キャラは、以下の通りです。

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ハン・ソロは、ハリソン・フォードが出演を望まなかった為、実現しなかったと言われています。2018年度公開のサイドストーリー第2弾で若き日のハン・ソロとして抜擢されたオールデン・エアエンライクでいいので、チラ見せしてほしかったような。

また、ヨーダとオビ=ワンの出演が見送られたのは、EP3~EP4の間の時代では、「フォース」の存在やジェダイは遠い過去のものになっている状況なので、出演させにくいという状況がありました。

ただし、反乱軍内の会話で、オビ=ワンについて匂わす発言があったことと、オビ=ワンのシルエットのような惑星ジェダの怪しげな地形は、マニアとしては嬉しい限りでしょう。
惑星ジェダのオビ=ワンのような地形!f:id:hisatsugu79:20161217103548p:plain
(引用:Twitterより)

5-6.続編は予定されているのか?

ローグワンの続編やさらなるスピンオフは残念ながら、特になさそうです。主要登場人物が全員死亡するわけですし・・・。その代わり、ローグワンの前日譚として、ゲイレン・アーソに纏わるストーリーを描いたスピンオフ小説「Catalyst」(邦訳未定)がアメリカで発売されています。英語に自信がある方は是非読んでみて下さい!

また、今後のスター・ウォーズシリーズは、本編エピソードシリーズとスピンオフが毎年交互に発表される予定です。タイムテーブルとしては、

2017年12月:スター・ウォーズ/エビソード8「タイトル未定」
2018年12月:スター・ウォーズストーリー第2弾

となっており、2018年12月公開のスピンオフ第2弾では、若き日のハン・ソロの活躍譚を描いたサイドストーリーが制作されます。今から楽しみですね。

6.まとめ

 これまで7作品発表されているスター・ウォーズシリーズですが、満足度としては歴代No.1に近いほど、非常に満足度が高い作品でした。スター・ウォーズシリーズのエッセンスをしっかり受け継ぎつつ、外伝として「フォース」に頼らない独自のコンテンツを描ききった力作。オールドファンにも、ここから入るはじめての人にも楽しめる素晴らしい娯楽作品です。ぼくも、あと何回か見直しに劇場に行きたいと思います。

それではまた。
かるび

7.映画「ローグワン」をより楽しむためのおすすめ関連書籍など

7-1.U-NEXTに加入して無料期間中ので冬休みにまとめて安くチェック!

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(引用:U-NEXTスター・ウォーズ特集ページより)

今作を見て気に入った方は、是非エピソード1~エピソード7まで一気に是非チェックしてみて下さい!僕も、今作を見る前に、エピソード1からエピソード7までブルーレイで全作品揃えたのですが、軽く1万円を超えて、かなりの出費となりました。あとで気づいたのですが、U-NEXTで全作品がかなり安く配信されているのですよね。

加入して最初の1ヶ月は無料期間ですし、特典として月に600円分(2ヶ月目から1000円分)のクーポンまでついてくるから、年末年始にお試しとしてU-NEXTに加入して、一気にチェックしてしまうのをオススメします!DVDを買うより7割~8割安く見れます!

<無料視聴の申込みは下記のバナーかリンクから!>

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7-2.「ローグ・ワン」のまとめ本決定版!「PRIMER BOOK」

7-3.「ローグ・ワン」公式アートブック

 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』公式アートブックです。5000円台と値段はかなりしますが、制作スタッフの独占インタビューや、アートワークの数々、武器やドロイド、スペースシップなどのデザインや、登場人物についての掘り下げた解説など、ローグワンの全てが詰まった1冊。日米同時発売です!

7-4.Amazon「スター・ウォーズ特設コーナー」

僕は、初日に映画館でグッズをゆったり買おうと思ったのですが、終演後長蛇の列に並ばされました。深夜26時30分なのにこの仕打ち(笑)並ぶのが苦手な僕は、早々にパンフレットだけ手に入れてグッズ販売は諦めて帰宅しました、、、。

午前26時30分、まさかのグッズ大渋滞!f:id:hisatsugu79:20161217011906j:plain

映画館では、かなりグッズコーナーが混み合ったり、売り切れたりすることが多いですが、Amazonで専門のコーナーが出来ていますので、ここでゆっくり購入できますよ。

僕も、ここで2017年用のカレンダーを購入しました!Amazonの特設コーナー、便利ですよね!

Amazonでゆっくりお買い物!
Amazon「スター・ウォーズ特設コーナー」

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