【2016年12月3日更新】
かるび(@karub_imalive)です。
11月23日に日本でも公開されたハリー・ポッターシリーズの続編、「ファンタスティック・ビースト」ですが、封切り後1週目での興収は17億円、動員数は100万人を突破するなど、絶好調であります。
僕も、初日に同作品を見て、感想レポートを書いたのですが、早速続編のことが気になっています。
そこで、本エントリでは、ファンタスティック・ビーストの続編について、まとめてみたいと思います!
※なお、本エントリはエントリの性質上、映画本編についてかなりのネタバレ部分を含みます。予めご了承下さい。
- 1.続編映画公開の全体スケジュールとタイトル
- 2.ファンタスティック・ビーストシリーズの全体像
- 3.2018年の続編の登場人物とキャスト
- 4.ファンタビ2の見どころについて
- 5.その他、気になることなど
- 6.まとめ
- 次回までの予習/復讐に役立つ関連書籍など
1.続編映画公開の全体スケジュールとタイトル
「ファンタスティック・ビースト」シリーズは全部で5部作となることが明らかになっています。全米公開スケジュールは、第3作まで決まっていて、いずれもクリスマス前の11月に設定されているようです。
- 第2作・・・2018年11月16日公開予定
- 第3作・・・2020年11月20日公開予定
- 第4作・・・2022年で調整中
- 第5作・・・2024年で調整中
タイトルは、いずれも「ファンタスティック・ビーストと◯◯◯」という形式となることが決定しています。楽しみですね。
2.ファンタスティック・ビーストシリーズの全体像
これまで原作者のJ・K・ローリングや監督から明らかにされている全体像としては、以下の通り。
5部作の結末は、1945年となる予定
ファンタスティック・ビーストシリーズの物語の幕開けは、ニュートがニューヨークに渡ってきた1926年でした。シリーズの結末は、1945年となることがすでに制作サイドから明言されています。
その間19年。これだけの期間があるので、たくさんのストーリーが今後続編で用意されているのでしょうね。スケジュールでは、あと8年かけて4作を消化する予定ですが、多少の制作遅延は余裕でカバーできそうです。
ハリー・ポッターシリーズでの1945年といえば・・・
そう!若き日のダンブルドアが、全盛期のグリンデルバルドを激闘の末に倒し、自らがヨーロッパ大陸の森に立てたヌルメンガードに幽閉されてしまうのが1945年でした。
ハリー・ポッターシリーズでは、ハリー・ボッターVSヴォルデモートにて、7年間に渡って戦うシリーズでしたが、ファンタスティック・ビーストシリーズでは、この後ダンブルドア(+ニュート)VSグリンデルバルドという構図で激しくつばぜりあいをかわしていくことになりそうです。
3.2018年の続編の登場人物とキャスト
とはいえ、気になるのはとりあえず続編「ファンタスティック・ビースト2」の内容ですよね?!ということで、現時点で決定している「ファンタスティック・ビースト2」の主な登場人物とキャストをまとめてみます。
ニュート(エディ・レッドメイン)
主役ですから、もちろん次回も出てくることになります。もう34歳だから、シリーズが完結する頃には立派なオッサンになってるのかも(笑)
ゲラート・グリンデルバルド(ジョニー・デップ)
1作目の最後で、ファンタビ・シリーズのラスボス、グリンデルバルドが早くもお目見えしましたが、2作目からは本格的に暴れてくれそうです。
リタ・レストレンジ(ゾーイ・クラヴィッツ)
ニュートの過去の恋人(?)だった女性。1作目では、ニュートのスーツケースの中の小屋においてあった写真について、クイニーから次回作以降への伏線を匂わすように、馴れ初めなどを聞かれていましたね。ゾーイ・クラヴィッツは、有名な黒人ロック・ミュージシャンのレニー・クラヴィッツの娘です。大物2世タレントが起用されました。彼女の演技がどれくらいなのか、楽しみです。
クリーデンス(エズラ・ミラー)
2作目でも続投が発表されました。エズラ・ミラー、最近本当によくハリウッド映画で見かけるようになりました。次回もやっぱりオブスキュラスとなって大暴れするんでしょうか。
アルバス・ダンブルドア(配役未定)
若き日のダンブルドア校長が帰ってきます!ただし、2016年11月末現在、まだ配役を誰にするか調整中とのこと。イギリス人かアイルランド人になりそうだとのことです。
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4.ファンタビ2の見どころについて
グリンデルバルド、本格始動か?
1作目ラストで、ニュートのかけた魔法により、正体が明らかになったグリンデルバルド。一旦はおとなしく牢獄につながれましたが、すぐに脱獄して本格的にアメリカ大陸で活動を開始することになるのでしょうね。どんな悪行の数々をしでかしてくれるのか、非常に楽しみです。
ダンブルドアもストーリーに絡んでくる!
そして、いよいよ若き日のダンブルドア校長が帰ってきます!グリンデルバルドが闇の手に落ちる前、彼のことが好きだったという「ゲイ設定」がどう表現されるのか非常に興味深いところ。
ハリー・ポッターシリーズの歴史では、1945年に彼がグリンデルバルドを封印するわけですが、それまでは、ファンタビ・シリーズを通して彼と様々な関わりや、知られざる逸話が用意されているはず。
憎しみと好意が交錯する中、どう彼がグリンデルバルドと向き合っていくのか描かれるのも楽しみです。
ニュートとリタ・レストレンジとの関係性
(引用:http://www.the-leaky-cauldron.org/2016/11/26/who-is-leta-lestrange/)
リタ・レストレンジも2作目で本格的にストーリーに絡んでくることが明言されています。「レストレンジ」といえば、ハリー・ポッターシリーズで、ヴォルデモートの側近として、明らかに悪役サイドに位置したベラトリックス・レストレンジが思い浮かびますね。
ベラトリクスに続く血筋ですので、闇に落ちやすい属性を持った一族なのでしょう。1作目で、ニュートが「彼女はすべて奪う一方なんだ」と、リタについてどちらかと言えばネガティブに受け取れる意味深なコメントをしていました。
恐らく、2作目ではポジティブな役回りというよりはネガティブな関係性がクローズアップされ、そこから本編とからむストーリーが生まれていくのかなと予想しています。
クリーデンスの本編への絡み
1作目でニューヨークの街中でオブスキュラスとなって大暴れして、すっかりお尋ね者になってしまったクリーデンス。ラストでは生き延びたことを示唆するカットがありました。2作目でも、クリーデンス役はエズラ・ミラーで続投が決定していますので、殺されていなかった、ということですね。
彼が、今後どう作品に絡んでくるのか、今のところヒントらしきものは出てきていませんが、こちらも恐らくグリンデルバルドにもう一度見出されて悪役サイドの立ち位置なんじゃないのかなと予想。
5.その他、気になることなど
フランスで撮影されている模様
早くも第二作の撮影が一部始まり、舞台セットが本格的に制作されているそうですが、フランスでロケを行うようです。ロケ地が単にフランスであるのか、それともフランスを舞台にストーリーが動いてくるのか、追加情報を待ちたいと思います。
1作目の他の主役たちは?
ニュート以外の、ティナ、クイニー、ジェイコブについては、まだ正式にキャスト発表がされていませんが、主役ではないにしても、何らかの形でストーリーに関わってくるとされています。
ハリー・ポッター史によると、ティナは最終的にニュートと結婚することになっていますが、2作目ではニュートはまだ昔の恋人、リタ・レストレンジへの思いを断ち切れていない様子。ニュートとティナの関係がどうなっていくのか見どころです。
また、クイニーとジェイコブは、最終シーンでポジティブな形で再会した場面で終わりましたが、もし恋仲になるとすれば、ご法度とされるノーマジと魔法使い間での恋愛となるので、これも一騒動ありそうな気がします・・・。
新たな魔法動物たちは出て来るの?
イェーツ監督からは、魔法動物は出てくるが、1作目ほどストーリーの中心部分に大きく関わることはなく、次回作以降は、より人間(魔法使い)同士の関わりをシリアスに描く路線に徐々になっていくだろう、と示唆されています。
現時点で、次回作に出てくる新たな魔法動物のうちの1頭は、「中国に由来するビーストだ」と原作者のローリングから明らかにされているほかは、まだわかっていません。
とはいえ、まったく出てこないわけではないので、こちらは発売済みの魔法動物図鑑を見て、次回作でどんな魔法動物が出てくるのか予想してみるのもいいかもしれません。
6.まとめ
本格的にファンタスティック・ビースト2の撮影が始まるのは、2017年夏頃だと言われています。それまでは、小出しに少しずつ詳細が明らかにされていくはずですので、楽しみに動きをウォッチしていきたいと思います。
また、新たに判明したことは追記していきますね。
それではまた。
かるび
次回までの予習/復讐に役立つ関連書籍など
徹底分析! ハリー・ポッター[増補改訂版]
日本での書籍出版元、「静山社」以外の第三者から出版された数少ないハリー・ポッターシリーズをレビューし尽くした書籍。ファンタビ2作目以降は、ハリー・ポッターシリーズへ接続していく前日譚としての性格が強くなっていくはずなので、次作が公開されるまでに、ハリー・ポッターシリーズを徹底的に振り返り、物語や人間関係、魔法世界について抑えておくとバッチリ予習になりそう。現在、イギリスでチケットが取れないほど盛り上がっている演劇シリーズ「ハリー・ポッターと呪いの子」の脚本もカバーしています。
幻の動物とその生息地
「ファンタスティック・ビースト」シリーズを通して、ニュートが世界中を探検する中で関わり、育ててきた魔法動物たちを網羅した本がこれです。もちろん2作目も、この本の中にカタログされている中から、シリーズ未登場の魔法動物達が出てくることが予想されます。ものすごい売れ行きのようですが、シリーズを通して最重要のファン必携のバイブルであると言えそうです。